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飲みやすいお酒は、「シードル」、「ハードサイダー」です。

飲みやすいお酒は、「シードル」、「ハードサイダー」です。

「シードル」、「ハードサイダー」は、りんごのお酒です。


アルコール度数は、2%~8%と低アルコールなうえ、甘口~辛口と好みで選べる飲みやすいお酒です。

スパークリングタイプ(発泡性)とスティルタイプ(非発泡性)がありますが、飲みやすいスパークリングタイプが多い。

りんごのお酒なので、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・ポリフェノールなどが豊富。

「1日1個のりんごは、医者を遠ざける」
  • 1日1個のりんごを食べていれば医者にかからなくてすむ。
「りんごが赤くなれば、医者は青くなる」
  • 赤くなったりんごを食べると病気知らずでお医者にかからなくてすむ。
このようなことわざを一度は耳にしたことがあると思います。
りんごは、ことわざにもなるほどの、栄養価が高い果物。

「シードル」・「ハードサイダー」は、りんごの栄養が詰まったお酒です。

プリン体ほぼ0、グルテンフリー

シードルとハードサイダーは、同じお酒。

「シードル」と「ハードサイダー」は、同じお酒

シードルは、フランス北西部のブルターニュ地方・ノルマンディー地方が発祥で、ワインと同じく、古い歴史を持つ醸造酒です。
  • フランス語では、シードル(Cidre)
  • イギリスやアメリカの英語圏では、サイダー(Cider)
  • スペイン語では、シードラ(Sidra)
  • ドイツ語では、アップルヴァイン(Aptel wein)

英語圏では、ノンアルコールを「サイダー」・アルコールの有るものを「ハードサイダー」と呼び差別化されています。
日本では、りんごの醸造酒を、シードルと呼ぶのが一般的ですが、ハードサイダーと呼んだり、りんごの産地で造られたシードルをクラフトシードルと呼ぶケースもあります。
「地ビール=クラフトビール」みたいな感じです。

シードルと他の醸造酒の違い。

醸造酒の違いは、原材料(主原料)の違いにあります。

原材料(主原料)

  • シードル 「りんご」
  • ワイン  「ぶどう」
  • ビール  「麦」
  • 日本酒  「米」
※焼酎・ブランデー・ウイスキー・ウォッカ・ジン・テキーラなどは、蒸留酒です。

発酵方法

発酵(アルコール発酵)は、糖分を酵母がアルコールと二酸化炭素(炭酸ガス)に分解することです。
  • シードル 単発酵
  • ワイン  単発酵
  • ビール  単行複発酵
  • 日本酒  平行複発酵
シードルとワインは、単発酵で、原料に糖分があり、酵母を加えることで、酵母が糖分を分解し発酵します。
シードルとワインは、同じ発酵方法で、近い存在です。

ビールは、麦のデンプンの糖化と発酵を別で行う単行複発酵。

日本酒は、米のデンプンの糖化と発酵を同時に行う平行複発酵。

アルコール度数(目安)

  • シードル  2%~8%
  • 白ワイン  9%~14%
  • 赤ワイン 11%~15%
  • ビール   5%
  • 日本酒  15%
シードルとワインの発酵方法は同じですが、アルコール度数の違いは、りんごとぶどうに含まれる糖分の違いです。
ぶどうは、糖分の多い果物で、りんごとぶどうの糖分を比べると、「りんご<ぶどう」となります。

カロリー

  • シードル(ニッカ ドライ) 49kcal
  • シードル(ニッカ スイート)51kcal
  • シードル(キリンハード)  38kcal
  • シードル(辛口)      38kcal 
  • 白ワイン          75kcal
  • 赤ワイン          68kcal
  • ビール(淡色)       39kcal
  • ビール(黒)        45kcal
  • 日本酒(純米酒)     102kcal
(16.し好飲料より抜粋)
シードル    記載なし
白ワイン    食品番号16010
赤ワイン    食品番号16011
ビール(淡色) 食品番号16006
ビール(黒)  食品番号16007
日本酒(純米酒)食品番号16002

1日の純アルコール摂取量から見る飲酒量とカロリー
厚生労働省の示す指標は、1日平均純アルコールで20g程度の飲酒となっています。

純アルコール20g摂取の場合

アルコール度数が低く、飲みやすいからと言って、飲み過ぎると必然的に摂取カロリーは、高くなりますよ!飲み過ぎには注意して下さい。

シードルは、りんごを砕き、果汁をしぼり、果汁に果肉と果皮を一緒に漬け込み、発酵させる醸造酒のため、ビタミン・ミネラル・アミノ酸、果皮に多く含まれるポリフェノールが溶け込んだお酒です。

シードルの味わいと種類、飲み方と保存方法

シードルは、りんごの甘味・酸味・苦味を楽しむお酒です。
りんごは、世界に2万種類以上もあると言われ、産地の気候や土壌に合わせて品種改良もされています。

シードルの味わい

シードルのほとんどが、りんご100%なので、醸造に使用されるりんごによって、または、醸造家のこだわり、「甘味を強調」「酸味を強調」「苦味を強調」「料理との調和」によってもさまざまで、面白いお酒です。
シードル単体で味わう物から料理との調和を楽しむ物までバラエティー豊かで楽しめます。

シードルは、単発酵のお酒で、りんごの糖分を酵母が分解してアルコール発酵します。
  • アルコール度数が低いものは、「甘口」
  • アルコール度数の高いものは、「辛口」
甘口寄りになると、りんご感じが増し、辛口寄りになるとりんご感は無くなりドライな白ワインに近づきます。

ラベル表示
  • DOUX(ドウ)やSWEET(スイート)と記載があれば、「甘口」
  • BRUT(ブリュット)やDRY(ドライ)と記載があれば、「辛口」

シードルの種類

発泡性のスパークリングタイプ非発泡性のスティルタイプの2種類あります。

ラベル表示
  • スパークリングタイプは、果実酒(発泡性)
  • スティルタイプは、果実酒
スパークリングタイプには、醸造段階にタンク内でシードルに炭酸ガスを溶け込ませたもの、炭酸ガスを充てんしたもの、瓶内で2次発酵の微炭酸のものがあります。
それぞれ、泡立ち、口当たりも異なり楽しめます。

シードルの飲み方

シードルの中には、ワインと同じようにワイングラスに注いで香りと味わいを楽しむ物もありますが、カジュアルにゴクゴク飲むタイプのお酒です。
  • マグカップに注いで飲んだり
  • グラスに注いで飲んだり
  • ジョッキに注いで飲んだり
飲む温度帯は、5℃~10℃が美味しいです。
冷えてないシードルの場合は、グラスに氷を入れてロックで飲むのも美味しいですよ。

開封後、炭酸の抜けたシードルをマグカップに入れ電子レンジで「チン!」、ホットシードルなんかもいいですね。

シードルの保存方法

開封前は、日光の当たらない冷暗場所か冷蔵庫の野菜室で保管するのがオススメです。
  • 冷蔵庫の野菜室は、4℃~8℃(冷蔵室は、0℃~3℃なので、冷え過ぎます。)
発泡性・スパークリングタイプの開封後は、コルク栓の場合、ワインセーバー・シャンパンストッパーで密封するのが良いですが、なければ、ラップを2重3重にして輪ゴムでしっかり留めて倒れないように立てて冷蔵庫に保管すれば、翌日も飲めます。
(開封後は当日か翌日には飲み切るようにして下さい。)

炭酸によって苦味、渋みが感じやすくなるので、炭酸を抜いて飲む飲み方もあります。
炭酸が抜けたから飲めないというわけではありません。

非発泡性・スティルタイプ、発泡性・スパークリングタイプ共に、開封後は、冷蔵庫に保管しても、ワイン同様に酸化します。
2、3日内に飲み切るのが妥当と言えます。

シードルは、近所のコンビニ・スーパーでも気軽に購入できます。

近所のコンビニ・スーパーで購入できるシードル

ニッカシードル/ニッカウヰスキー(アサヒビール・アサヒグループ)

写真左、ニッカシードル、スイート・ニッカシードル、ドライ


ニッカシードル、スイート(やや甘口)

200ml、アルコール度数3% 
参考小売価格(税別)203円
購入価格  (税別)198円
  • マックスバリュー、セブンイレブン、ファミリーマートで見かけます。
特長
  • 国産りんご100%のスパークリングワインです。熱を一切加えていないこだわりの生シードルなのでリンゴそのもののみずみずしい味わいが楽しめます。
  • りんごの自然な甘さ

スイートの感想
熟したりんごの甘み。
甘みが強い。
至福のひとときって感じ。

ニッカシードル、ドライ(やや辛口)

200ml、アルコール度数5% 
参考小売価格(税別)203円
購入価格  (税別)198円
  • マックスバリュー、セブンイレブン、ファミリーマートで見かけます。
特長
  • 国産りんご100%のスパークリングワインです。熱を一切加えていないこだわりの生シードルなのでリンゴそのもののみずみずしい味わいが楽しめます。
  • すっきりした味わい

ドライの感想
甘みの少ない、甘酸っぱい飲み口。
ほのかな甘みと酸味が口の中に広がり、りんごの甘みと酸味が丁度いい。
クリアーな感じ。

こんな飲み方のできるシードルです。
カクテルチックに飲む。(辛口寄りのシードルがオススメ)
「ガツンとシードル」と名付けました。


「ガツン、とみかん」を棒付のまま、入れます。
(棒付だとそのまま混ぜれます。)


「ガツン、とみかん」をよく溶かして飲むのがオススメです。

ガツンとシードルの感想
トロピカルお祭り騒ぎじゃ~~~。
トロピカルフルーツのカクテルみたいで、美味しい!

ちなみに、「ガリガリ君梨」と「SACRE(サクレ)レモン」で作ってみましたが、オススメ出来ません。
梨のシャーベットアイス、レモンのシャーベットアイスを入れるなら「キリン・ハードシードル」がオススメです。

「シードルみかんの実」と名付けました。
トロピカル感。


「シードルぶどうの実」と名付けました。
酸味の強いシャンパン感。


「シードルいちごの実」と名付けました。
甘酸っぱいいちご感。


キリン・ハードシードル

290ml、アルコール度数4.5%
参考小売価格(税別)ーーー円
購入価格  (税別)198円
  • ローソン・セブンイレブン・ファミリーマートで見かけます。
特長
  • りんごはじける爽快シードル


ハードシードルの感想
炭酸強め。
酸味と苦味が口の中に広がる。
りんごの甘みは感じられない。
りんご感のないシードル。
シードルを初めて飲む方は、この味がシードルと思わないで、こんな味のシードルもあると思って下さい。
いろんなシードルを飲んだ経験のある方で、手軽に購入したい方向け。

こんな飲み方のできるシードルです。
カクテルチックに飲む。(辛口寄りのシードルがオススメ)
「ガリなしードル」と名付けました。
※ガリガリ君梨は、毎年8月から販売され、無くなり次第販売終了の商品なので注意して下さい。(販売から5ケ月くらいで店頭から姿を消します。)




よく溶かして飲むのがオススメです。

ガリなしードルの感想
りんごも真っ青だぜ~~~。
酸味と炭酸が減り、青りんごのカクテルみたいで、美味しい!

カクテルチックに飲む。
「レモシードル」と名付けました。


グラスに半分くらい、レモンのシャーベットを入れ、ハードシードルを注ぎます。
(レモンのシャーベット系アイスでしたらなんでもいいです。)


レモシードルの感想
リンゴとレモンの相性がいい。
シャーベットのシャリシャリ感と程良い甘味。
少し後味に薬品ぽい味が残るのが気になりますが、レモンの風味が絶妙で美味しい。

ちなみに、「ガツン、とみかん」で作ってみましたが、オススメ出来ません。
みかんのシャーベットアイスを入れるなら「ニッカ シードル・ドライ」がオススメです。

メルシャン シードル(さわやかな甘口)

500ml、アルコール度数5%
参考小売価格(税別)ーーー円
購入価格  (税別)498円
  • マックスバリュー・COOPなどのスーパー系、ドラックストアーなどのワイン・スパークリングワインコーナーで見かけます。
特長
  • 酸化防止剤を添加せずに、りんご果汁100%を使用して丁寧に造った、りんごのスパークリングワインです。本来の自然な甘さと酸味、微発泡による心地よい爽快感をお楽しみ下さい。


メルシャン、シードルの感想
りんごのおいしさ丸ごとゲット!
りんごの程良い甘味と酸味。
心地よい炭酸。
飲んだ最初の後味は、黄桃にも似た味。
その後、青りんご系の後味に変わる。
 

ニッカシールドのバリエーション

お酒専門店で購入できます。


ニッカシードルヌーヴォ
2022年新酒「つがるりんご」甘口
200ml、アルコール度数2%
つがるりんごの感想
酸味が強く、すっきりキレのある爽やかな味。
酸味と甘みのバランスがちょうどいい。


トキりんご 甘口(期間限定)
200ml、アルコール度数3%
トキりんごの感想
甘いりんごの口当たりから、洋梨にも似た味わいが口の中に広がる。
上品な甘みから、ほのかな酸味へと変わる。


紅玉 甘口(期間限定)
200ml、アルコール度数3%
紅玉の感想
ほどよいすっぱさに甘みが感じられ酸味が持続する感じ。


機会がありましたら、飲んでみて下さい。

まとめ

シールドとハードサイダー、他の醸造酒との違い、味わいと種類を記事にしました。

シードルは、低アルコールで飲みやすく、カジュアルにゴクゴク飲むタイプで、りんごの栄養が詰まったお酒です。

美味しいお酒ですよ!!!
一度飲んでみて下さい。
カンパ~イ🥂

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